きりとりせん

Let's write what we catched with kiritorisen.

音楽

応えようとする

所沢ミューズへ向かう道 昨日の、アンドラーシュ・シフのピアノリサイタルは スタンディングオベーションとブラボーが 鳴り止まない そうせずにはいられないと 心から感じる 素晴らしい時間でした。 拍手というのは 礼儀であり称賛であるけれどこんなにも素…

もしかしたら

もしかしたらの思いつき。自身を、 自身を取り巻く環境すべてを、 過去のわたしを、 目に見えないものもののなかの自身を、 俯瞰してみることができるようになればなるほど、 音楽をもまた、 ミクロな視点ばかりでなく、 大きなまとまりとして捉える その度…

三部形式②

三部形式とは オーソドックスな音楽形式のひとつで A-B-A のかたちをとっているもの。大きな作品に限らず、小さな子どもが弾くようなちょっとした作品も この形式でできていることは多いから レッスンではどのお子さんにもこの三部形式について伝えるとき…

1920

12月30日、 きのうは今年最後のお仕事の日で 夕刻からは 楽しいコンサートパーティへうかがい ちいさなものを弾かせていただきました。思いがけずたくさんの人が コメントしてくださって とっても嬉しかったのだけどいちばん嬉しかったのが 「なんでそんなに…

今年も11月に

今年も11月に レッスンにいらしている方たちとの 発表演奏会をしました。終わって、特に始めて間のない方や 大きくなられてきた方、その親御さんから多く メッセージやメールを戴いて とても温められました。 ありがとうございました。音楽というものは、、…

D960

去年の今ごろは 父の病院にほぼ日参していて ピアノは弾いていませんでした。シューベルトD960のコンサートをしようと その前の年にとっていたソノリウムも キャンセルしていました。がんばるよと父が言っているのだから まだ連れていかないでと 天国のおば…

木蓮の花

先週末、まんなかの子の吹奏楽の 定期演奏会に行くとき 末っ子は面倒くさそうだった。 なにか観ていたものがあったみたいで。 で、行きながら 素晴らしい出会いがあるかもよ? 音楽との、、 なんて言ってみたら もう出会ってるよ! と即答されたのでちょっと…

数日前、ふと思いつき 新しい曲をさらい始めた。 けっこうないきおいで、、きょう夕方 末っ子が わたしがさらっている ピアノの部屋から 「ママが最近手を出した曲、好き」 と言いながら出て行った。 手を出した、、、おかしい、、、 あじさい

シューベルト・チクルス 2

先日のシューベルト・チクルス エリーザベト ・レオンスカヤの、 について なにか959についても と思うと彼女の無造作なくらいの 弾き方が思い出されます。ステージに出ていらして なんとなく不器用さを感じさせるお辞儀を 深々と一度したら すぐに椅子にど…

シューベルト・チクルス

先週 エリーザベト・レオンスカヤの シューベルト・チクルスを 聴いてきました。わたしが行ったのは 568, 784, 959 のソナタの日です。プロフィールに 彼女のことは「慎み深い」と 書かれているのだけれど それを 一言も発することはないコンサートのなかで …

どこまでも

子どもが夜、きょうは 好きなだけ遊んでていいよ と言ってもらった とかだいじな人が だめなところも含めてぜんぶいいよ と言ってくれた とか、、、シューベルトのD568のソナタについて 思うことは いろいろあるのだけどぜんぶをどこまでも肯定する 肯定して…

ありがとうございました

hall60でのコンサートが終わりました。 いとおしい1日でした。 ありがとうございました。 終演後 きょうは、、いそいそと新しい楽譜を 買いに行ってしまいました。 そして譜読みを、、 終わって嬉しいのは こんなふうに新しいものを弾けること。 きのう弾い…

言葉のなかの音

11月26日のコンサートの演目のひとつシューベルト「楽興の時」の断片による梨木香歩「ペンキや」に寄せて書いたものから - - - - シューベルト「楽興の時」は6つの小品で成っています。 ふとしたインスピレーションから生まれたと思われる一筆書きのような…

クララシューマン in 「友情の書簡」

クララシューマンよりブラームスへ、の手紙から。「私は美しい音楽作品を再現することに、使命を感じるのです。 (中略) ピアノ演奏は私の人格の重要な一部分なのです。 演奏は私にとって空気であり、私はそれを深く呼吸します。 一方、聴衆の前で演奏に半…