きりとりせん

Let's write what we catched with kiritorisen.

春、3月11日

海のなかの 光の筋を辿っていくと 知らぬ間に ちょっとずつ身体が動いていっている というようなゆっくりだけれど 目まぐるしいくらいの 変化、変容、という感じの、春、3月11日

寓話 / あたたかな島

わたしは小さな豆粒のような大きさなので 眺められる範囲というのも 限られていて すぐ先の風景は見えるけれど 霧の向こうになにがあるかは 近づかないと見えない。だから いままでずっと 見えていなかったが しかし どうもこの旅では わたしは 3つの島を順…

生来の自分

生来の自分でいることで 初めて 人は 人に優しくできる生来の自分でいられなかったら 深いところでは苛々して 不満だから 人にも優しくできないと思う。

たしかなのは

羽田空港、1月31日 意識というものを 過大評価していたな、、と思うことがよくある。意識の力で なんとでもなるし それが自分自身なのだというふうに、、しかし、、なんのことはない 本気で、こうだ!と考えていたことは ときに 相手のちょっとしたひと言で …

朝、洗濯ものを干しながら 思っていたこと。人は じぶんの受けた(なんらかの)暴力のことは 決して忘れないがじぶんが 知らぬ間に人に与えてしまっていた(なんらかの)暴力のことは 思い及びもしないものだな、、、

ぴかぴか

どんなにちいさくても ふわっとやってくる ぴかぴかした思いつきの電車には 乗ってみよう。じぶんで想像できる領域を 遥かに超えるところへ連れて行ってくれる。そしてそれは一度しか来ない。

あけましておめでとうございます

2023年になりました。 あけましておめでとうございます。あけましておめでとう、てご挨拶するけれど これってどういうこと?まだ見ぬ新しい年が現れた。素晴らしい。おめでたい。 あなたもわたしもめでたいね、 と言いたくて あけましておめでとうございます…

寓話 / 説明できない

男は 仕事を変えることにした。 理由は 特にない。 理由と言えるような 理由はなかった。これまでの仕事のことは とても大事に思っている。なにかを変えるとき なにかをやめるとき 理由はいるのかどうか?しかし男は はっきりと 変わりたかった。だれにも そ…

応えようとする

所沢ミューズへ向かう道 昨日の、アンドラーシュ・シフのピアノリサイタルは スタンディングオベーションとブラボーが 鳴り止まない そうせずにはいられないと 心から感じる 素晴らしい時間でした。 拍手というのは 礼儀であり称賛であるけれどこんなにも素…