発表会の季節が

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発表会の季節が来るたび
わたしはいつも自分のことを魔女みたいだな、、
と思う。
生徒さんが来るのを
もうすぐ来るぞーと待ち構えている。
なにしろ、生徒さんが部屋に滞在するのは
ほんの短い時間だ。
その間に、萎れ気味の風船をふうわりと膨らませるがごとく
勢いよく彼女(彼)の音楽に空気を送り込んで
ほうらこの調子でもっとふくらんでくるんだよと
せいいっぱいの状態にしてまた送り出さねばならない。
ヘンゼルとグレーテルに出てくる魔女のように
取って食おうとしているわけではないのだけれど
でも
おいしく仕上げようと
それはもう全身で
ものすごいエネルギーを生徒さんに送り込んでいる。毎回。