素朴な感覚

春のころ、
レッスンをするにあたって、
わたしはいつも座っている椅子を
部屋のすみっこに持っていって
生徒さんの演奏は
基本そこで聴かせていただくことに
しました。

小さな生徒さんたちはとても不思議そうに
ピアノの椅子から
新しい位置のわたしを
眺めていた。

とは言え
小さなお子さんに
遠くから上品?に話しかけて
いい音楽のやりとりが
成立することも
集中が続くことも
なかなか難しく
楽器のところへ行くことも
それなりにあるわけですが

先週、未就学の小さな女の子が
さあこれから弾こうというときに
楽器のちかくに来ていたわたしに
「早くあっちに座って!」
と言うので
笑ってしまいました。
そうか、この位置関係にすっかり慣れたか、、

彼女は
春のころ、もう誰もがマスクをしているころ
レッスン中わたしのマスクを指差して
「マスクして、、どうしたの?」
なんて言っていたのです。
そうか、マスクと言えばお風邪とか花粉症とか、、よね
とその素の感覚をいいなあと
思っていたものだった。

素朴な感覚にも
順応性にも
はっとさせられます。


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