風、緑、桜

お店で羽織ってみて、
それほど似合っていたわけでもないのに
あとで気になってしかたのないジャケットがあり、、
これはずっと引きずるだろうと思って
ぴゅっと、光の速さで出掛けて買ってくることにして
電車に乗る。

20歳くらいのころ
ニューヨークで、家族で入ったお店に
買おうと思っていたわけではないけれど
惹かれた、かわいいバッグがあった。
でも、バッグを買う予定はなかったから
そのままお店を出て
タクシーに乗って
なんとはなしに、あのバッグかわいかったな、、
と呟いたら
父が、そうだったのか?
と言って、お店に戻り
買ってくれたことがありました。

父は気前のいい人ですが
妻である母にはともかく
娘のわたしに衣のプレゼントをしょっちゅう
という人ではないのです。
でも買ってくれて
それからまたタクシーに乗っているとき
言っていました。
旅先で欲しいと思ったものは買っておくんだよ、
お金にしたらたいしたことないのに
あとでずっと思うから。
そういう体験を父もたくさんしたのだろう。

またそれを思い出しました。

ジャケットは、買えて、いまはわたしの部屋にぶらさがっています。
お洋服を買うとすること、それはお洋服の整理!
ひとりでに手が動き出します。
ワクワクさせてくれるお洋服が大好きです。


風、緑、桜